インプラント治療は、失われた歯を補うための有力な選択肢として注目されています。
手術後の経過は順調に進むことが理想ですが、治療の一環として「抜糸」というステップがあります。
どのようなタイミングで行われ、それまでの間、どのように過ごせば良いのか、不安を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、インプラント治療における抜糸の時期と、抜糸までの期間に心がけたい注意点について解説します。
インプラントの抜糸の時期
術後7日から10日が目安
インプラント手術後、抜糸は一般的に術後7日から10日後が目安とされています。
この時期は、歯茎の切開部がある程度回復し、傷口が閉じ始めていると判断されるためです。
傷口の回復具合で前後する
抜糸の時期は、患者さんの体質や手術の規模、回復スピードによって変動するため、あくまで目安として捉えることが大切です。
担当の歯科医師が傷口の状態を診察し、最も適切な時期を判断します。
回復が順調であれば予定通りに進みますが、遅れている場合は抜糸が延期されることもあります。
医師の指示に従うことが、インプラント治療の成功に不可欠です。

インプラントの抜糸までの注意点
患部への刺激を最小限にする
抜糸までの期間は、手術した患部を刺激しないように慎くり過ごすことが重要です。
舌や指で傷口に触れたり、いじったりすると、感染のリスクを高めたり、縫合糸が緩んで傷が開いたりする原因になりかねません。
歯磨きの際も、縫合部分に歯ブラシが強く当たるのを避け、優しく丁寧に行うようにしましょう。
食生活に配慮する
食事においては、患部に負担をかけないよう配慮が必要です。
辛いもの、香辛料の強いもの、硬いもの、熱すぎるもの、冷たすぎるものは、傷口を刺激したり痛みを引き起こしたりする可能性があるため、避けるようにします。
スープ、おかゆ、ヨーグルトなど、柔らかく消化の良いものを中心に選ぶことが推奨されます。
口内を清潔に保つ
インプラント手術後の傷口は、感染症にかかりやすい状態です。
そのため、抜糸まで普段以上に口内を清潔に保つことが重要です。
歯科医師から指示された方法で、優しく丁寧に歯磨きを行い、必要に応じてうがい薬などを使用しましょう。
ただし、強い力でのうがいは傷口への刺激となるため、医師の指示に従うようにしてください。
まとめ
インプラント治療後の抜糸は、傷口の回復状況に応じて、術後7日から10日頃を目安に行われるのが一般的です。
この期間中は、患部への刺激を避け、刺激の少ない食事を選び、口内を清潔に保つことが、順調な回復のために不可欠です。
抜糸の時期は個々の状態によって前後するため、必ず担当の歯科医師の指示に従ってください。
適切なケアを続けることで、インプラント治療の成功へと繋がります。
不安な点があれば、遠慮なく歯科医師に相談し、納得のいく治療を進めていきましょう。