line-icon
LINE相談 LINE CONSULTANT

インプラント2回法の特徴・流れ・1回法との違いを徹底解説!

  • コラム
インプラント2回法の特徴・流れ・1回法との違いを徹底解説!

インプラント治療には複数の方法がありますが、その中でも2回法は比較的安全性が高いとされる手法です。
しかし、1回法と比べて治療の流れや期間が異なるため、どちらを選ぶべきか迷う方も少なくありません。
治療後の安定性や身体への負担、審美的な仕上がりなども重要な判断材料となります。
十分な情報がないまま選んでしまうと、後から後悔することにもなりかねません。

ここでは、インプラント2回法の特徴や1回法との違い、判断材料についてご紹介します。
納得のいく選択をするための参考になれば幸いです。

インプラント2回法とはどのような治療か

*インプラント2回法の基本的な流れ

2回法では、まず1回目の手術でインプラント本体(フィクスチャー)を顎の骨に埋入します。
その後、歯ぐきを閉じてインプラントを骨の中に埋め込んだまま、3〜6か月の治癒期間を設けて骨との結合を待ちます。

骨との結合(オッセオインテグレーション)が確認できたら、2回目の手術で歯ぐきを開き、アバットメントと呼ばれる土台を取り付けます。
最後に人工歯(上部構造)を装着して完了です。
手術が2段階に分かれていることで、骨との結合が安定しやすくなります。

*1回法との主な違い

1回法はインプラントの埋入と同時にアバットメントを装着する方法です。
手術が1回で済むため、身体への負担や通院の手間を軽減できる反面、埋入直後からインプラントが口腔内に露出するため、外部からの刺激や細菌感染のリスクがやや高くなります。
2回法ではインプラントを骨と歯ぐきの中で保護する期間があるため、治癒がより確実になりやすい点が異なります。

*治療にかかる期間と通院回数

2回法は、埋入から人工歯装着までに少なくとも3〜6か月の期間が必要です。
骨の再生治療を併用する場合にはさらに長くなることもあります。
通院回数は初診や検査、手術、術後経過観察などを含めて10回以上になるケースもありますが、これは医院の方針や患者の状態によって変動します。
長期にわたる通院が苦にならない方にとっては、十分検討に値する方法です。

インプラント2回法のメリットとデメリット

*2回法が選ばれる代表的なメリット

最大のメリットは、インプラントが外部環境の影響を受けにくく、骨としっかり結合しやすい点です。
これは、長期的な使用を見据えた際の安定性に直結します。
また、歯ぐきの形状を整える時間が確保できるため、最終的な人工歯が自然に見えやすいという審美的な利点もあります。
特に上顎の前歯部のように見た目が重視される部位では、このメリットは大きくなります。

*治療期間や身体への負担といったデメリット

2回に分けて手術を行うため、身体への負担が1回法に比べてやや大きくなります。
また、治癒期間を含めると全体の治療期間が長くなりがちです。
術後の違和感や腫れも2度経験することになるため、患者側の精神的・肉体的負担は軽視できません。
さらに、再度歯ぐきを切開する手術を伴うため、痛みや腫れを懸念する声もあります。

*2回法が適しているケースとそうでないケース

骨の厚みが十分でない場合、骨再生と組み合わせて行う2回法はより適応性があります。
また、歯ぐきが弱い、あるいは過去に歯周病があった方にも2回法が推奨されることがあります。

逆に、骨や歯ぐきが健康でリスクが低く、短期間で治療を終えたいと希望する方には1回法のほうが適している場合もあります。
医師による診断と相談が不可欠です。

インプラント2回法を検討するうえでの判断材料

*骨や歯ぐきの状態と2回法の適応性

骨の状態が不安定であったり、歯周組織の回復力に不安がある場合には、2回法がより安全な選択となります。
特に高齢の方や持病のある方など、治療リスクを最小限に抑えたいケースでは慎重なアプローチが求められます。
CT検査などで骨の密度や形状を事前に確認しておくことが重要です。

*医師の説明で確認すべきポイント

治療方法の選択理由、各ステップでの目的、治療期間や費用、リスク、メンテナンス体制など、包括的な説明を受けましょう。
自分の口腔内の状況に応じた治療計画が立てられているかどうかを確認することで、安心して治療に臨めます。
質問には丁寧に答えてくれるかどうかも医院選びの目安になります。

*信頼できる歯科医院の選び方

2回法に対応している医院であっても、技術力や設備が整っていなければ意味がありません。
症例数や医師の実績、学会所属などを参考にするのもよいでしょう。
また、カウンセリング時に不安や疑問にしっかり向き合ってくれる姿勢があるかも、医院選びにおいて重要なポイントです。

まとめ

インプラント2回法は、時間や手間がかかる一方で、治療の安定性や仕上がりに大きなメリットがあります。
特に骨や歯ぐきに不安がある場合には、慎重なプロセスを経ることでより良い結果が期待できます。
1回法との違いを理解し、自分に合った治療法を選ぶことが大切です。

納得のいく説明を受け、信頼できる医院とともに治療計画を進めることで、安心してインプラント治療に臨むことができるでしょう。

コラムの最新記事

CONTACT

お問い合わせ

お問い合わせ等は、以下からお気軽にご連絡ください。